業務を円滑に進めるためのルール

待機制度

出勤日以外の日でも出勤可能であればその旨連絡してください。
予約状況により出勤を要請します。その場合、施術が終われば帰ることも残ることも可能ですが、施術順は出勤者が常時優先とします。
取りこぼしがないようにするつもりで残るのは歓迎します。

出勤したのに売上げゼロっていうのはやっぱり凹みますよね。
シフトを決める際、宿泊数から予想される来客数を見込んでスタッフ数を決めます。
なので宿泊数が少ないと1人勤務の日とかあるわけです。お客様は複数人で来店される方も多く、1人勤務の場合は同時にできないので順番に施術する旨伝えます。
そうなると「じゃあ、いいです」って断られることがあるのです。・・・もったいないですよね。

こういうときに待機スタッフがいてくれると助かります。連絡して○時からならOKとお客様にお伝えすることができます。
これなら取りこぼしを防ぐとともに“出勤したのに売上げゼロ”も減ります。


・21時までに自分の施術・予約分数が180分以上になった場合、報告すること。


温泉内でのお客様の行動パターンは、夕方チェックイン→とりあえずお風呂→お食事(18時~19時)→自由時間(20時~23時)→就寝 という感じです。
お店は大浴場の近くにあるので「とりあえずお風呂」のときに「自由時間」の時間帯の予約される方が多くいらっしゃいます。
なので18時頃にはその日の予約が埋まってしまうということがあります。
もちろん、予約されない方もいますので、20時~22時の時間帯は予約がいっぱいでお断りすることになってしまいます。・・・もったいないですよね。

そこで待機スタッフに連絡をし、出勤可能ならば出てもらうことで取りこぼしが防げます。

施術順について

これはけっこう店によっていろいろルールがあって面白いです。
私の知っているところでは、施術人数の少ない順ってところがありました。
極端ですが、スタッフAさんは施術1人90分、Bさんは2人40分だった場合、次のお客さんはなんとAさんなのです。
極端と言いましたがこういうことが何度もあって、Aさんは300分しているのにBさんはその半分だったりすることがありました。(人数はだいたい同じ)
これはあまり公平とは言えませんね。そもそもばらつきがありすぎます。

また、別の店では待機時間が長い順っていうのがありました。直近の施術が終わってから何分経っているかで順番が決まります。
これもばらつきが出ました。例えば早番のスタッフがすでに120分施術入っていても、終わって時間が経っていれば遅番の人よりも優先されるのです。
なので遅番になればなるほど不利になります。

こういう経験から弊社では 施術分数 が少ない人から(一日の最初はじゃんけん等で決定)入ります。

歩合制だと、売り上げが報酬に直結してしまいます。なので、施術順というのはセラピストにとってかなり神経を使うところです。

ルールを定めていても、その日その時で『じゃあ、この場合はどっち?』という状況になるときが多々あります。 その都度ルールを加えていくと魑魅魍魎のルールブックが出来上がりそうになります。

 

弊社は基本的には施術分数が少ない人から入ることにしていますが、1店舗につき歩合制スタッフ1人にしています。

歩合制スタッフが常時優先して施術に入り、あとは時給制スタッフ、他店舗からの応援、待機スタッフへの依頼等で賄っています。

 

 

呼込みでの施術は分数にカウントしない


お客様に声をかけてお勧めすることを「呼び込み」と呼んでます。これは苦手な人もいるのでしなくてもいいのですが、した方が売り上げも上がります。
集客について考えるとき、この呼び込みの方法は試行錯誤する価値はかなりあります。上手い子はほんと上手です。
お客様の性質上、指名を頂くことはありません。が、呼び込みしてご来店いただいた場合は指名と同じくらい評価されるべきと考えています。
なので、その場合は施術分数をカウントしないことで施術順が優遇されます。

例: Aさん 40分・40分
   Bさん 60分・30分←(呼)

次のお客様は本来ならAさん計80分、Bさん計90分なのでAさんなのですが、呼び込みはカウントしないのでAさん80分、Bさん60分となり次はBさんとなります。



・呼び込みが下手でもまだ他に手はある


一概には言えませんが、呼び込みに苦手意識がない子はその他の集客方法には無頓着だったりします。
一方で呼び込みに苦手意識がある子はそれ以外の集客方法を考えるセンスがあります。
呼び込みはあくまでも集客手段の一つです。目に見えて結果が出るので分かりやすいのですが、呼び込み以外の集客ももちろん大事です。

大事なのはお互いが敬意を持って相手のしていることを観察し、協力して売り上げを伸ばすことです。
彼女はなぜ呼び込みが上手いのか? 彼女はなぜこのPOPをここに貼ったのだろう?なぜこの文面にしたのだろう? と考えてください。それは必ずいつかあなたに返ってきます。
考えることをやめてしまうと成長できません。相手を見下してしまうと重要な何かを見落とすことになります。 謙虚に敬意を持って仲間と働いてください。